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『英語多読・多聴指導マニュアル』

『英語多読・多聴指導マニュアル』からの抜粋です。
Oxford Reading Treeに関する内容です。

多読開始時に多くの日本人学習者が使用する代表的なシリーズです。非常に優れた初歩の英語教材で、英国の幼稚園や小学校初期の教科書として使用されています。その特徴は次の通りです。

・全シリーズを通して登場人物が同じ
・同じ単語・表現・構文の反復が多い
・徐々に語彙・文法事項が追加される
・レベル上昇とともに語数が増加する

現在は、レベル1(総語数1~2語)からレベル9(総語数約1,500語)まで200冊以上ありますが、まだ種類が増え続けています。外国語の本を読む場合、なじみのない名前がネックになって話が理解できなくなることがありますが、このシリーズには同じ登場人物が全巻を通して登場しているため、親しみを覚え手に取りやすくなるようで、日本では小学生から大人まで人気があります。初歩の学習者にとっては登場人物を知ることは理解を助ける上で大切なことなのです。また、このシリーズは絵の中のトリックを見つけるのも読者の楽しみです。
小学校または中学で英語の導入時期にこのシリーズを使用すれば、生徒の楽しみも増し、英語力向上に大きく貢献すること請け合いです。

『英語多読・多聴指導マニュアル』p133~134

この内容を読んで英語多読にはOxford Reading Treeは欠かせないと思い、レベル1からレベル9まで合計228冊を用意しました。

英語多読用図書を紹介していきます

これから英語多読用の図書をご紹介していきたいと思います。

まず始めに、多読開始時に多くの日本人学習者が使用する代表的なシリーズであるOxford Reading Tree(ORT)から何冊かご紹介したいと考えています。

Oxford Reading Treeは、3兄弟(Biff、Chip、Kipper)を中心にして繰り広げられる物語です。

ORTの主な登場人物